私の現在のスマホはAQUOS sense4 lite です。2021年3月に楽天モバイルで購入しました。SIMフリー・防水・おサイフケータイの機能に加えて、本体自身に伝言メモ (簡易留守録) も付いており、使い勝手が良い機種だと感じています。
ただ、購入してから2年以上も経過したためか、最近の動作がやや不安定になっています。カメラアプリ使用時にフリーズしたり、ワイヤレスイヤホンにつながりなかったり。再起動すれば解消するよう問題が大半ですが、大きな問題が発生する前に早めに機種変更することにしました。
この記事では「スマホを機種変更する時の心得と手順」について、私が今回の機種変更で考えたことや経験した内容を踏まえて記載したいと思います。今後、スマホを機種変更する際に参考にしていただければ幸いです。なお、私はスマホに詳しい訳ではないので (むしろ、よく分からない事が多い)、表現や記載が多少不正確な部分もあることをご承知ください。
目次
1. スマホ購入のタイミング
1-1. 現在のスマホが動いているうちに機種変更する
機種変更は、現在使用しているスマホが動作しているうちにするのがおすすめです。使用中のスマホが完全に故障してから機種変更しようとすると、データ移行に余計に手間がかかる可能性があります。スマホ本体に保存されているデータ (写真など) を取り出すのや、アプリの引継ぎもできない可能性があります。
Android のスマホはSDカードにもデータを保存できます。普段からSDカードにデータを保存するようにすれば、古いスマホが壊れても、新しいスマホにSDカードを入れればデータ移行できます。しかし、そもそも大事なデータ (写真、連絡先) はSDカードではなくスマホ本体に保存することを推奨します。しスマホを落としたら、本体にロックがかかっていても、SDカード内の情報は見られるかも知れません。個人情報はスマホ本体に、音楽ファイルなど見られても良いものはSDカードに保存するのが良いと思います。
以上より、スマホの機種変更は、現在使用中のスマホが動いているうちに行うのがおすすめです。ちょっと動作が怪しくなったと感じたら、早めに機種変更しましょう。
1-2. 購入から2-3年経過したら機種変更する
学生時代の恩師に「パソコンは数千円/月でレンタルしていると思え」と教わりました。
例) 5千円/月のレンタルなら18万円/3年
→18万円で買ったパソコンなら3年使えば元が取れる
→3年使ったら後継機の購入を検討
考え方はスマホも同じだと思います。数万円で購入したスマホも、2-3年使用したら元が取れたと考えて、機種変更を検討して良いと思います。
同じスマホを永遠に使うことはできません。古いスマホを使い続けると日常生活の多くの作業効率が落ちます。購入から数年経過したら、今のスマホが完全に壊れる前に次のスマホを買いましょう。
2. スマホを選ぶ
スマホは星の数ほど種類があります。多すぎる選択肢は、少なすぎる選択肢より時にやっかいです。特にその分野に知識がないならなおさらです。
私は以下の基準を満たすスマホから機種変更先を選ぶようにしています。こうすることで選択肢がかなり絞られるので、選択が容易になります。もしかしたらより自分に合ったスマホがこの世にはあるのかも知れませんが、星の数ほどの種類のスマホを比較・検討するのはしんどいです。得難い100点より、手に入りやすい80点を目指す戦略です。
2-1. 「SIMフリー」・「NFC (おサイフケータイ、Apple Pay)」・「防水」の機能を持ったスマホを選ぶ
スマホの機種にこだわりがなければ、「SIMフリー」・「NFC (おサイフケータイ、Apple Pay)」・「防水」のスマホを選ぶことをおすすめします。
SIMフリー
気軽にキャリア変更できるようになります。大手キャリアで購入したスマホで格安SIMを使おうとするとSIMロック解除が必要な場合がありますが、最初からSIMフリーのスマホを買えばその心配もありません。
NFC
NFCが搭載されているスマホなら、モバイルSuica などのタッチ決済が利用できます。モバイルSuica を入れればスマホで改札も通れるし、店での買い物にも使用できます。ちょっとした外出時や、財布を持っていない時の思わぬ支払いなど、スマホで気軽に支払いができるのは便利です。
NFCが搭載されていると、マイナンバーカード読み取りが可能なのも利点です。各種の行政手続きの時にスマホでマイナンバー読み取りが求められる場合がありますが、その時はNFC搭載されているスマホのありがたみを感じます。もし読み取りできないスマホだったら、マイナンバーカードのコピーを提出したりする必要が出てくるかも知れません。最近のふるさと納税のワンストップ特例申請はオンラインでできる場合もあり、その際もスマホでのマイナンバーカード読み取りが求められます。ふるさと納税については下記の記事もご参照ください。
防水
雨でも安心してスマホを携帯・使用できます。お風呂にスマホを持ち込んで動画視聴することもできます。のんびりお風呂につかりながら好きな動画を見る時間、最高です。
下記の風呂場で使えるスマホホルダーはバスタイムの充実度が向上するのでおすすめです。壁に磁石で固定するタイプなので、設置場所を自由に変えられるのに、しっかり固定できて安定感があります。
2-2. ストレージとメモリが大きいスマホを選ぶ
ストレージ
ストレージはデータを記憶する領域のことです。机で説明すると、物を収納する引き出しの大きさや数に相当します。スマホだとROM64GBやROM128GBなどがストレージの容量を示しています。
ストレージにはアプリのデータを保存したりします。上述のように撮影した写真データをSDカードではなくスマホ自体 (つまりストレージ) に保存すると、ストレージはみるみる埋まっていきます。スマホ購入予算範囲内でストレージ容量ができるだけ大きいスマホを購入するのがおすすめです。少なくとも使用中のスマホ以上のストレージは欲しいです。
メモリ
ストレージが机の引き出しだとすると、メモリは机の作業台の広さだと思っています。つまり、短期的に物を広げて処理するスペースの大きさです。メモリが大きいほど、作業のスピードが速くなると思っています。メモリも大きくて困ることはないです。
CPU
スマホの大事なファクターにCPUというものがあります。スマホの処理速度のことです。机で説明すると、机で作業する人に相当します。どんなに机が優秀でも、作業する人のスペックがイマイチだとパフォーマンスは悪いです。
ただCPUはスマホ素人 (少なくとも私) には考慮するのが難しいファクターだと感じます。理由は下記3点です。
- CPUは種類が多い (Snapdragon, Google, iPhone, MediaTek)
- 異なるメーカー同士のCPU比較が難しい (Snapdragon 695とiPhone Xはどっちが高パフォーマンスか)
- CPUの使用感が想像しにくい (Snapdragon 695 の動作のサクサク感をイメージしにくい)
CPUの性能はスマホの価格に比例すると思います。上述したストレージ容量メモリも同じく価格に比例すると思います。なので個人的には、予算内でできるだけ大きいストレージ容量やメモリを持つスマホを選べばOKだと思います。CPUも価格に合わせたものを備えているはずなので、ややこしいCPUという要素を無視してストレージとメモリだけで選ぶのがストレスが少ない印象です。
2-3. 「格安SIMの管理人の比較」さんのサイトの「格安スマホおすすめランキング(5万円以下)」に記載されているスマホを選ぶ
「格安SIMの管理人の比較」さんのサイトの「格安スマホおすすめランキング(5万円以下)」では、コスパが良いSIMフリーのスマホが解説されています。頻繁に参考にさせて頂いています。本当にありがとうございます。
NFC (おサイフケータイ) や防水の有無について記載されているのもありがたいです。スマホのヘビーユーザーやiPhoneが欲しい人は「5万円超の高性能な格安スマホ/iPhone」のランキングを参考にしても良いと思います。
私はこのランキングに入っているスマホから機種変更先を選ぶようにしています。選択肢をある程度限定することで選択が容易になります。ランキングを上から順に眺めて、下記5点を加味して購入するスマホを選びましょう。
- 価格
- NFC
- 防水
- ストレージ
- メモリ
「価格」で注意すべき点として、下記の「スマホを格安SIMとセットで購入する」のか「スマホ単体で購入する」のかという選択があります。
スマホを格安SIMとセットで購入する
スマホを格安SIMとセットで購入すると、スマホ本体の金額を割引してくれるサービスをしている格安SIMがいくつかあります。セット購入の方法も「格安SIMを新規で開く」のか「他者の格安SIM」から乗り換える」のかという違いもあります。下記の条件を満たすなら、「スマホを格安SIMとセットで購入する」ことも検討して良いと思います。
- 現在使用中の格安SIMにこだわりがない
- 格安SIMとセットで購入すると、欲しいスマホを割引してくれる格安SIMがある
- 乗り換え先の格安SIMの料金体系やサービスなどに納得できる
なお、乗り換え先の格安SIMを過去に契約したことがあり、その契約時に既にスマホを割引で購入したことがあるなら、2回目以降のSIM契約時にはスマホ本体の割引がない (あるいは小さい) 可能性があるので注意です。その場合は、下記のスマホ単体での購入を検討しましょう。
スマホ単体で購入する
スマホを単体で購入する場合は、Amazonや家電量販店 (ヨドバシカメラ、ビックカメラなど) の通販サイトが購入先になります。Amazonでの価格が安い傾向があります。ただ極端に安いものは怪しいので注意が必要です。最終的には、Amaozonと家電量販店の通販サイトを比較して、価格と安心感を天秤にかけて決めてください。
3. スマホ選びの具体例 (AQUOS sense4 lite → moto g52j 5G の機種変更の場合)
私が現在使用しているAQUOS sense4 lite からの機種変更先を決めたプロセスを以下に記載します。
まずは「格安スマホおすすめランキング(5万円以下)」の中から上述の「価格・NFC・防水・ストレージ・メモリ」を考慮して候補を決めました。なお価格に関してはスマホ単体で購入する場合の価格を参照しました。理由としては、「スマホを格安SIMとセットで購入する」と割引してくれる格安SIMのサービスを過去に使用していた (もしくは使用したか覚えていない) ためです。
候補として、「moto g52j 5G」と「AQUOS sense6」の2つを選びました。正確にはランキングに記載されていたのは「AQUOS sense7」だったのですが、前世代機のsense6と比較してカメラ機能以外の本体性能はさほど変わらないようでしたので、sense6を候補として選びました。
- 価格→moto g52j 5Gは最安26,000円位、AQUOS sense6 (ストレージROM128GB、メモリ6GBのバージョン) は最安で38,000円位
- NFC→どちらも対応
- 防水→どちらも対応
- ストレージ→どちらもROM128GB (現行機のAQUOS sense4 lite は64GB)
- メモリ→どちらも6GB (現行機のAQUOS sense4 lite は4GB)
(参考までに) CPU→moto g52j 5GはSapdragon 695 5G、AQUOS sense6はSapdragon 690 5G (現行機のAQUOS sense4 lite はSapdragon 720G)、性能的には695 > 690 > 720G らしいです、ややこしい…
価格以外のスペックはmoto g52j 5G と AQUOS sense6 で大差ないように感じました。価格だけならmoto g52j 5G の方が安いです。ただAQUOS sense6 は現行機のAQUOS sense4 lite の後継機種なので、現行機の使い勝手をそのまま引き継げる可能性がある点が魅力です。またAQUOS sense6 には本体に簡易留守録機能があるのも私にとっては魅力でした。それらの魅力と差額の12,000円を天秤にかけた結果、今回はmoto g52j 5G を購入することにしました。
購入先としては、Amazon とヨドバシ.com とで価格を比較して、大差がなかったので気持ち安心できるヨドバシ.com で購入することにしました。Amazon で下記のフィルムとスマホカバーも購入しました。本体も含めて、いずれもまだ手元には届いていません。
以上、スマホ機種変更難民の方の参考になれば幸いです。2年後の私もこの記事を参考に機種変更してください。
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