アンケート用紙に書いた推薦状

雑談

この記事では、海外旅行ツアーでお世話になった添乗員さんへの感謝を表すために、旅行会社に対してその添乗員さんを重用・厚遇することをすすめるために私が書いた推薦状を紹介しています。感謝状ではなく推薦状という形式をとったのは、私の大学教員という職業柄、推薦状の方がより身近で、考えをより正確に伝える事ができるだろうと考えたためです。

原文はツアーの最後に配られたアンケート用紙の裏側に記載して提出しました。飛行機内の限られた時間内で執筆したこともあり、誤用や満足いかない表現もあり、提出後も推敲を重ねました。ここに記載するものは推敲後の文章なので、原文と異なる箇所があります。また旅行会社や個人の特定につながる記載は伏せています。

海外には個人旅行として何度か行った事がありますが、添乗員さんが同行する海外旅行ツアーに参加するのは今回が初めてでした。感想としては、後述する添乗員さんの働きや、他の参加者の方々との交流も合って、素晴らしい時間を過ごすことができました。人生のもっと早い時期に海外旅行ツアーに参加しておくべきだったと後悔したほどです。

初めて海外旅行に行く方は、添乗員さんが同行するツアーの検討をおすすめします。素敵な添乗員さんや参加者との素晴らしい出会いがあるかも知れません。

以下、推薦状の文章です。

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推薦状

△△株式会社 御中

 〇〇さんは極めて優秀な海外旅行の添乗員です。彼女のツアー参加者の一人として、彼女をより一層の重用と厚遇に値する存在として薦めます。

 彼女は添乗員に必要な能力を十二分に有しています。大事な情報を分かりやすく参加者に伝える能力、ツアースケジュールを管理する能力、現地の人と英語で交渉する能力、トラブル時に短時間で判断する能力など、枚挙すると暇がありません。

 私の同伴者が食べ物のアレルギーがある旨を伝えた時も、行程中の全ての食事を詳細に調べて、食べられない可能性があるメニューを事前に情報共有してくれました。現地レストランでもスタッフに交渉し、食べられないメニューのほぼ全てを食べられるメニューに変更してくれました。本来ならする必要がなかったはずの数多くの交渉を嫌な顔一つせずに行ってくれた上に、変更後の食事の質や量についての気遣いを忘れた事も一度もありませんでした。私と同伴者は、〇〇さんへの感謝を生涯忘れることはありません。

 〇〇さんは、ツアー先の国の歴史・文化・国民性についての知識も豊富に有しています。その知識を分かりやすく面白く伝える話術も有しています。〇〇さんのお話のお陰で、長時間のバス移動でも参加者は終始に退屈せず和やかな雰囲気で過ごす事ができていました。加えて、自身の持つ豊富な知識にも満足せずに、現地の人との会話や読書などを通じて、最新のあるいはより深い知識を積極的に得ようとする向上心も、その言葉の端々から伺えました。

 業務に集中している時、トラブル対応時、プレッシャーがかかるシチュエーションでは笑顔が少なくなることもあります。些細でお茶目なミスをする事も稀にあります。ただそれらは彼女の添乗員としての質を損なうものでは決してありません。むしろ、その人間らしい一面によりツアー参加者から感謝され、慕われ、愛されていました。彼女の数ある魅力の一つであるとさえ言えます。

 今後に催行されるツアーの中に彼女が添乗するものがあれば積極的に参加を検討したいですし、友人・知人にも自信を持って参加を勧めることができます。

 万が一、彼女が他の旅行会社や関連業界に異動した場合にも、顕著な活躍する事は疑いようがありません。本来であれば、ツアーの参加者の一人に過ぎない私が、貴社に対して推薦をできる立場ではないことは重々に承知しております。一方で、彼女の優秀さは一度でもそのツアーに参加した者ならば十分に理解できるとも考えます。彼女の価値を実感したツアー参加者の一人として、未来のツアー参加者の、ひいては貴社のためにも、彼女のより一層のご重用とご厚遇を強く望み、それに値する存在としてここに薦めます。

〇〇年〇〇月〇〇日 三浦健人

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