【資格試験対策は問題集から】効果的な勉強法を解説【大学教員監修】

研究・実験・勉強

「資格試験に合格したいけど、勉強方法がわからない…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。

実は、資格試験の勉強において、問題集を効果的に活用することが合格への近道なんです!

多くの合格者は、ただ漫然と問題集を解くのではなく、戦略的なアプローチで学習を進めています。

この記事では、現役大学教員の私が実際に複数の資格試験を突破してきた経験をもとに、問題集を使った効果的な勉強方法をステップごとにご紹介します。

具体的には、

  • 最適な問題集の選び方
  • 問題集を使った効率的な学習方法
  • モチベーションを維持するためのコツ

などを詳しく解説していきます。

この記事を読めば、あなたも問題集を最大限に活用し、最短ルートで資格試験に合格できるようになるでしょう。

さあ、一緒に合格を目指して、効果的な学習を始めましょう!

筆者の所有資格

  • 英検準1級
  • 漢検準1級
  • 数検1級
  • 獣医師免許
  • フィナンシャルプランナー3級
  • 美術検定2級

問題集を活用した勉強法

問題集の選び方

まずは勉強に使用する問題集を入手しましょう。問題集は、解説が丁寧なものを入手しましょう

例えば選択問題の場合、ある選択肢が解答となる根拠や、逆に解答とならない根拠が丁寧に書かれている過去問集は、勉強がはかどります。逆に解説がシンプル過ぎると「どうしてその解答になるのか?」という疑問の答えを自分で調べる・考える必要があり (分からないことも多い)、勉強効率が下がります。

問題集の種類としては、実際に出題された過去問の問題集がベストです。実際の出題問題を知ることで、何をどの程度勉強すれば良いかの目安が分かります。

公的な試験では、主催組織から過去問やその解答・解説が公表されている場合があります。ただ、公表されている過去問の解説はシンプルな場合がほとんどなので、市販されている過去問集の購入がおすすめです。

あまりにも古い過去問は傾向が変わっている可能性もあります。出来るだけ最新の過去問集を購入しましょう。注意点として、過去問はあくまでも過去問です。急に試験傾向が変わる場合もあります。あくまでも1つの目安として勉強に使用しましょう。

過去問が手に入らない場合もあります。その場合は、予想問題集を入手しましょう

問題集に関しては、数冊の問題集を1回ずつ解くよりも、1冊の良質な問題集を何度も解くのがおすすめです。

具体的な勉強方法

問題集を使った具体的な勉強は下記の通りです。

  1. 過去問集や予想問題集の問題を解く。
  2. 答え合わせをして、正解した問題に印をつける。
  3. 問題の解説や参考書の該当箇所を読む。
  4. 問題集の間違った問題を再度解く。以降、1-4の繰り返し。

問題を解く

まずは過去問集や予想問題集の問題を解きましょう。

この時点では正解が分からなくて問題ありません。ひとまず1年分の試験問題に挑戦してみましょう。

答え合わせする

解いた問題の答え合わせをしましょう。

正解した問題には印 (チェック) をつけます。印をつける基準は「次回に同じ問題を解いた時に確実に正解できるか?」です。確実に正解できる自信があるなら印をつけましょう。正解した問題でも、下記の場合は印をつけません。

  • 適当に選んで (書いて) 当たった問題
  • 正解にたどり着くまでのプロセスが曖昧で、次に解いた時にまた正解できる自信がない問題

印をつけるかは、後述するように問題の解説を読んだ後に判断するのが良いと思います。

解説を読む

答え合わせをしたら回答の解説を読みましょう。

正解した問題も間違った問題も解説は一通り読みましょう

正解した問題の解説を読むのは、正解に至るまでの思考プロセスを確認するためです。自分がまぐれで答えにたどり着いた可能性があります。もし問題には正解したけど、自分の思考プロセスが間違っている (まぐれで当たった) ことに気が付いたら、その問題には印をつけません。

解説を読んだだけで分からない箇所は、参考書や教科書の該当箇所を読みましょう。問題文や解説中のキーワードを索引で探すと良いでしょう。疑問点を解決しましょう。

参考書に疑問点に対する答えがなさそうな時は、ネットで検索しましょう。運良く関連する記載が見つかったら、自身でノート (手書き、Google Keep、Wordなど) を作成しておくと、後で参照しやすくなります。ただし、ネット検索する場合は、その情報の出所や信憑性に注意してください。

もし参考書やネットでも疑問点が解決できない場合は、一旦その問題の事は忘れて、別の問題の解説を読み進めましょう。理由は下記です。

  • 別の問題の解説や参考書の該当箇所にヒントがあるかも知れない
  • その問題が悪問で、他年の過去問や本番で出題されない

数年分の過去問を解いた段階で、過去問に頻出されるが解決できない問題が多数ある場合、下記の可能性があります。

  • 参考書が適していない:受験する試験問題の勉強をするにあたって、参考書が適していない可能性があります。本屋に行って複数の参考書を読んで、未解決の疑問点を減らすのに役立ちそうな参考書を入手しましょう。
  • 受験する試験のレベルが高すぎる:具体的には、美術検定3級を合格できる力がないのに、2級を受けようとしている場合です。受験する試験のレベルの変更を検討しましょう。
  • 独学が難しい試験である、もしくは本人が独学に向いていない:セミナー等の受講を検討しましょう。

間違った問題を再度解く

間違った (印がついていない) 問題を再度解いて答え合わせをします。

過去に正解したことがある (印がついている) 問題を再度解く必要はありません。印がついていない問題だけ解いて、答え合わせをします。答え合わせをしたら解説を読んで、印をつけるかどうか判断します。以降はその繰り返しです。

問題集に記載されている全ての問題にチェックが付いたら、その問題集を用いた勉強は終わりです。

この時点で、実際の過去問を解いた事がないなら、本番と同じ制限時間で解いてみましょう。合格基準に対して、現在の自分の実力が分かります。

実力が足りないようなら、別の問題集を入手して同じことをしても良いですし、苦手な分野を集中して勉強しても良いでしょう。問題集1冊を終えた実力があれば、自分が何をすべきか分かる事が多いです

まとめ

この記事では、資格試験に合格するための問題集を使った効果的な勉強方法を紹介しました。

重要なポイントは「自分に合った問題集を選び、解説をしっかり読み込み、繰り返し解くこと」です。

モチベーションを維持しながら、計画的に学習を進めていきましょう。

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