私はこれまでに旅行・実習・学会等で下記の国に行ったことがあります。各国の滞在期間は数日から1ヶ月程度の短期のものです。
マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、台湾、香港、カナダ、アメリカ (ニューヨーク)、イタリア、フランス、スペイン、オランダ
この記事は、そのような経験を持つ私が独断と偏見に基づいて「旅行や学会で初めて海外に行く時の心得」をまとめたものです。
私個人の意見が強めです。不正確な情報もあるかも知れないので、各自でもご確認ください。
海外旅行においてパスポートは命の次に大事です。
海外においてあなたの身分を証明してくれる唯一の書類です。常に肌身離さす持ち歩きましょう。カバンに入れずに体に密着させるタイプのパスポートケースもおすすめです。カバンや財布を盗られても、命とパスポートは盗られてはいけません。
パスポートの期限に注意しましょう。
有効期限がギリギリだと入国できない国もあります。パスポート取得に時間がかかる場合もあります。海外行きが決まったらまずパスポートの期限を確認しましょう。初めて海外に行く時よりも、数回目の海外行きでトラブルが多い事項です。
海外で困った時の緊急連絡先を把握しておきましょう。
現地の日本大使館の場所や連絡先を把握しておきましょう。海外でネットが使える保証はありませんし、最悪スマホを盗られている可能性もあります。パスポートケースの中に緊急連絡先を書いた紙を入れるなど、最悪の状況に備えましょう。
旅程を家族や友人にシェアしておきましょう。
旅行中に重大なトラブルがあった時に備えて、日本にいる人が可能な限りの対応ができるようにしましょう。現地の情報を日本で手に入れるのは時に困難です。伝えられる情報は予め伝えておきましょう。
海外旅行ではトラブルはつきものです。
トラブルがない海外旅行は稀です。全て計画通りに行くとは思わない方が良いです。行こうと思っていた場所や施設に行けないこともままあります。旅先でのトラブルも楽しみましょう。生きて日本に帰ってさえくれば、その海外旅行は大成功です。
海外旅行保険に入りましょう。
具体的に言うと、現地で COVID-19 に感染して予定通りに帰国できなかった場合に、宿泊代や航空券代を補償してくれる保険に入りましょう。宿泊代や航空券代は高額になりえます。
盗難にあった場合の補償はなくても良いと思います。金品を盗まれても命さえ取られなければ良しとしましょう。盗られて取り返しのつかないものは、そもそも持っていかない事をおすすめします。生きて帰って来られれば海外旅行は大成功です。
現地空港 ⇔ 学会会場 (ホテル) までの交通手段を確保しましょう。
タクシーなど、多少割高でも確実な交通手段を使いましょう。学会会場 (ホテル) にさえ到着できれば何とかなります。
防犯対策はしっかりしましょう。
日本ほど安全な国はあまりありません。貴重品は肌身話さない、夜間は出歩かないなど基本的は防犯対策は十分にしましょう。
旅行前にはるるぶや地球の歩き方などで現地の基本的な情報を知っておきましょう。
文化、マナー、服装、通貨、気候など日本との違いは山程あります。不要なトラブルに巻き込まれぬように、日本で予習できることはしていきましょう。
複数のクレジットカードは財布やパスポートケースなど複数箇所に分けて保管しましょう。
1箇所にまとめて保管すると、失くしたり盗られたりした時の被害が大きくなります。財布を盗られても、パスポートケースにパスポートとクレジットカードが1枚あるだけで、何とかなる可能性もあります。
クレジットカードは複数のブランド (VISA.JCB.AMEXなど) のカードを持っていく方が良いかも。
海外行きのために新たにカードを契約する必要はありませんが、複数のブランドのカードを持っているなら、何種類か持っていくのが良いかも。現地の店で使えるカードを使いましょう。クレジットカードを持って行くなら、両替する現金も少額で済みます。
海外に行く時に飛行機で預けた荷物の無事は保障されません。
勝手に開けられたり、乱暴に扱われて壊れたり、予定通りに到着しなかったり、失くなったりすることもあります。なくなると詰むもの (パソコン、発表ポスター [紙でなくクロス推奨]) は手荷物で持ち込みましょう。最悪なくなっても何とかなるもの (衣類など) だけ預けましょう。
日本円から現地通貨への両替は日本でもできます。
現地での両替が不安な人は日本の空港・銀行・金券ショップで両替できます。クレジットカードを持って行くなら、現金はさほど必要ないかも知れません。
日本で使っている電化製品のコンセントを、そのまま海外でタップに挿すことはできない場合が多いです。
現地で使われている形のプラグを調べて変換プラグを用意しましょう。
海外で蛇口から出た水は直接飲まない方が無難です。
衛生面上の懸念もありますが、水質がそもそも合わない可能性もあります。ミネラルウォーターのペットボトルを買いましょう。日本でも買えるブランド (VOLVICなど) だと気持ち安心です。
旅行先ではネットを使えない可能性も考慮しましょう。
ホテルやカフェのWi-Fiは使えるかもですが、それも行ってみないと分かりません。
日本で使っているSIMカードを入れたまま行く時は注意。勝手に海外用のネットワークに接続して、帰国後に思わぬの使用料が請求されるかも知れません。
旅行中に確実にWi-Fiを使える様にしたければ、日本の空港でモバイルルーターをレンタルする手もあります。費用はかかりますが、確実性は高いです。
安く済ませたいなら現地でSIMカードを購入して、それを使う手もあります。モバイルルーターを日本でレンタルするより安く済むかも知れません。ただ現地で安価に入手できる保証もないので、確実性は下がります。スマホの設定がうまくできない可能性もあります。
Amazonで現地のSIMカードを日本にいながら入手することもできるようです。入手のハードルは下がりますが、結局は現地でそのSIMカードを差し込むまで使えるか分かりません。最悪使えなくても良いか位の気持ちで試してみるのもありかもです。
行きたい所の優先順位を決めましょう。
優先順位が高い所 (観光地) を回れる可能性が高い行程を組みましょう。国内旅行と異なり、現地では土地勘がありません。都市間の距離や移動時間も予想しにくいです。旅行雑誌や旅行会社のパンフレットを見て、旅程の相場を知りましょう。その上で、優先順位が高い所を回れる可能性が高くて、時間に余裕を持たせた行程を作りましょう。
美術館の予約など、日本でできる事は日本でしていきましょう。
日本で予約できる美術館に、現地で入場の為に並んで時間を使うのはもったいないかも知れません。多少お金がかかったとしても、日本でできることはやっておいた方が良い場合もあります。日本での1時間と、現地での1時間は価値が異なります。
海外旅行初心者は添乗員や食事付きの団体ツアーで行くのがおすすめです。
海外旅行の個人手配はハードルが高いです。飛行機・列車・ホテルの手配にしくじったら旅行全体に与える影響が大きいです。現地でリカバリーができるかも分かりません。
トイレ、カフェ、レストランなどを探すのも苦労するかも知れません。最初は何食べようかワクワクするかもですが、何も知らない異国の地で毎食用意するのは大変です。海外旅行は常に都市を移動することも多いので、常に新しい街で食事やトイレの問題をトラブルなく解決するのは難易度が高いです。
初心者は、全ての手配を旅行会社がしてくれて、移動・宿・食事の心配もしなくて良い、添乗員付きの団体ツアーが1番の楽だったりします。
以上です。安全で楽しい海外行きの参考になれば幸いです。
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