【初めての海外学会・旅行】準備から帰国までスムーズに過ごすための持ち物や心得

おすすめのモノ・コト

「初めての海外学会、何を持っていけばいいんだろう?」

初めての海外、しかも学会となると、準備に不安を感じるのは当然です。パスポートやビザはもちろん、発表資料やパソコン、変換プラグなど、必要なものがたくさんありますよね。

もし準備不足のまま出発してしまったら…現地で必要なものがなくて困ったり、トラブルに巻き込まれて学会に集中できないかもしれません。

この記事では、そんな不安を解消するために、旅行・実習・学会等で10カ国以上に行ったことがある現役大学教員である筆者が、海外学会や海外旅行に持っていくべき持ち物を徹底的に解説します。

具体的には、

  • 必須書類:パスポート、ビザ、航空券など
  • 発表に必要なもの:パソコン、プレゼン資料、ポスターなど
  • 生活必需品:衣類、洗面用具、常備薬など
  • 便利グッズ:変換プラグ、モバイルバッテリー、Wi-Fiルーターなど
  • トラブル対策:海外旅行保険、緊急連絡先など

などを詳しく紹介します。

さらに、海外学会や海外旅行ならではの注意点や、快適に過ごすためのヒントも盛りだくさん!

この記事を読めば、持ち物の準備から現地での過ごし方まで、海外学会や海外旅行についての多くがわかります。安心して学会に集中し、最高の成果を上げられるように、しっかりと準備を進めましょう!

海外学会・旅行の持ち物や心得

パスポートは命の次に大事

海外旅行においてパスポートは命の次に大事です。

海外においてあなたの身分を証明してくれる唯一の書類です。常に肌身離さす持ち歩きましょう。

カバンに入れずに体に密着させるタイプのパスポートケースもおすすめです。カバンや財布を盗られても、命とパスポートは盗られてはいけません。

パスポートの期限に注意

パスポートの期限に注意しましょう。

有効期限がギリギリだと入国できない国もあります。パスポート取得に時間がかかる場合もあります。

海外行きが決まったらまずパスポートの期限を確認しましょう。初めて海外に行く時よりも、数回目の海外行きでトラブルが多い事項です。

現地での緊急連絡先を把握

海外で困った時に備えて、現地での緊急連絡先を把握しておきましょう。

具体的には、現地の日本大使館の場所や連絡先を把握しておきましょう。海外でネットが使える保証はありませんし、最悪スマホを盗られている可能性もあります。

パスポートケースの中に緊急連絡先を書いた紙を入れるなど、最悪の状況に備えましょう。

旅程を家族や友人にシェア

旅程を家族や友人にシェアしておきましょう。

旅行中に重大なトラブルがあった時に備えて、日本にいる人が可能な限りの対応ができるようにしましょう。現地の情報を日本で手に入れるのは時に困難です。伝えられる情報は予め伝えておきましょう。

海外ではトラブルはつきもの

海外学会・旅行ではトラブルはつきものです。

トラブルがない海外旅行は稀です。全て計画通りに行くとは思わない方が良いです。行こうと思っていた場所や施設に行けないこともままあります。旅先でのトラブルも楽しみましょう。

生きて日本に帰ってさえくれば、その海外旅行は大成功です。

海外旅行保険に入る

海外旅行保険に入りましょう。

例えば、現地で体調を崩して(COVID-19 感染など)予定通りに帰国できなかった場合に、宿泊代や航空券代を補償してくれる保険に入りましょう。宿泊代や航空券代は高額になりえます。

盗難にあった場合の補償はなくても良いと思います。金品を盗まれても命さえ取られなければ良しとしましょう。盗られて取り返しのつかないものは、そもそも持っていかない事をおすすめします。

生きて帰って来られれば海外旅行は大成功です。

現地での交通手段を確保

現地空港 ⇔ 学会会場 (ホテル) までの交通手段を確保しましょう

タクシーなど、多少割高でも確実な交通手段を使いましょう。知らない海外で電車やバスに乗るのは大変です。まずは学会会場 (ホテル) などの落ち着ける場所に到達することを目標にしましょう。

学会会場 (ホテル) にさえ到着できればひとまず安心です。

防犯対策は万全に

防犯対策はしっかりしましょう。

日本ほど安全な国はあまりありません。貴重品は肌身話さない、夜間は出歩かないなど基本的は防犯対策は十分にしましょう。

現地の基本的な情報を知っておく

旅行前にはるるぶや地球の歩き方などで現地の基本的な情報を知っておきましょう。

文化、マナー、服装、通貨、気候など日本との違いは山程あります。不要なトラブルに巻き込まれぬように、日本で予習できることはしていきましょう。

クレジットカードは複数箇所に分けて保管

クレジットカードは複数箇所(財布やパスポートケースなど)に分けて保管しましょう。

1箇所にまとめて保管すると、失くしたり盗られたりした時の被害が大きくなります。財布を盗られても、パスポートケースにパスポートとクレジットカードが1枚あるだけで、何とかなる可能性もあります。

クレジットカードは複数のブランドがあると安心。

クレジットカードは複数のブランド (VISA.JCB.AMEXなど) のカードを持っていく方が良いかも。

海外行きのために新たにカードを契約する必要はありませんが、複数のブランドのカードを持っているなら、何種類か持っていくのが良いかも。現地の店で使えるカードを使いましょう。クレジットカードを持って行くなら、両替する現金も少額で済みます。

大事なものは手荷物で機内に持ち込む

海外に行く時に飛行機で預けた荷物の無事は保障されないと思う方が良いです。

勝手に開けられたり、乱暴に扱われて壊れたり、予定通りに到着しなかったり、失くなったりすることもあります。

なくなると詰むもの (パソコン、発表ポスター [紙でなくクロス推奨]) は手荷物で持ち込みましょう。最悪なくなっても何とかなるもの (衣類など) だけ預けましょう。

両替は日本でもできる

日本円から現地通貨への両替は日本でもできます。

現地での両替が不安な人は日本の空港・銀行・金券ショップで両替できます。クレジットカードを持って行くなら、現金はさほど必要ないかも知れません。

コンセントの変換プラグを用意

日本で使っている電化製品のコンセントを、そのまま海外でタップに挿すことはできない場合が多いです。

現地で使われている形のプラグを調べて変換プラグを用意しましょう。

蛇口から出た水は飲まない

海外で蛇口から出た水は直接飲まない方が無難です。

衛生面上の懸念もありますが、水質がそもそも合わない可能性もあります。ミネラルウォーターのペットボトルを買いましょう。日本でも買えるブランド (VOLVICなど) だと気持ち安心です。

ネット環境を準備しておく

海外ではネットを使えない可能性も考慮しましょう。

ホテルやカフェのWi-Fiは使えるかもですが、それも行ってみないと分かりません。

日本で使っているSIMカードを入れたまま行く時は注意。勝手に海外用のネットワークに接続して、帰国後に思わぬ高額な使用料が請求されるかも知れません。

旅行中に確実にWi-Fiを使える様にしたければ、日本の空港でモバイルルーターをレンタルする手もあります。費用はかかりますが、確実性は高いです。

安く済ませたいなら現地でSIMカードを購入して、それを使う手もあります。モバイルルーターを日本でレンタルするより安く済むかも知れません。ただ現地で安価に入手できる保証もないので、確実性は下がります。スマホの設定がうまくできない可能性もあります。

Amazonで現地のSIMカードを日本にいながら入手することもできるようです。入手のハードルは下がりますが、結局は現地でそのSIMカードを差し込むまで使えるか分かりません。最悪使えなくても良いか位の気持ちで試してみるのもありかもです。

海外用の eSIM を契約すると、海外でも問題なくスマホでネットが使えます。詳しくは↓の記事で。

行きたい所の優先順位を決める

行きたい所の優先順位を決めましょう。

優先順位が高い所 (観光地) を回れる可能性が高い行程を組みましょう。国内旅行と異なり、現地では土地勘がありません。都市間の距離や移動時間も予想しにくいです。

旅行雑誌や旅行会社のパンフレットを見て、旅程の相場を知りましょう。その上で、優先順位が高い所を回れる可能性が高くて、時間に余裕を持たせた行程を作りましょう。

日本でできる事は日本でしていく

美術館の予約など、日本でできる事は日本でしていきましょう。

日本で予約できる美術館に、現地で入場の為に並んで時間を使うのはもったいないかも知れません。多少お金がかかったとしても、日本でできることはやっておいた方が良い場合もあります。

日本での1時間と、現地での1時間は価値が異なります。

初心者はツアー旅行がおすすめ

海外旅行初心者は添乗員や食事付きの団体ツアーで行くのがおすすめです。

海外旅行の個人手配はハードルが高いです。飛行機・列車・ホテルの手配にしくじったら旅行全体に与える影響が大きいです。現地でリカバリーができるかも分かりません。

トイレ、カフェ、レストランなどを探すのも苦労するかも知れません。最初は食事も楽しみの一つですが、何も知らない異国の地で毎食用意するのは大変です。海外旅行は都市を移動することも多いので、常に新しい街で食事やトイレの問題をトラブルなく解決するのは難易度が高いです。

初心者は、全ての手配を旅行会社がしてくれて、移動・宿・食事の心配もしなくて良い、添乗員付きの団体ツアーが1番の楽だったりします。

まとめ

初めての海外学会・出張は不安がいっぱい!この記事では、パスポートなどの必須書類から、快適な滞在のための便利グッズまで、海外学会に持っていくべき持ち物や心得を網羅的に紹介しました。

さらに、トラブル対策や防犯対策など、安心して海外渡航するためのヒントも記載しました。この記事を参考に、万全の準備で海外学会に臨みましょう!

関連記事

↑海外学会・旅行でに必要な持ち物を、必須アイテム、推奨アイテムに分けて詳しく解説した記事です。チェックリストとしてもお使いください!

↑学生が学会に参加する際の参加費や交通費の費用負担について解説した記事です。

↑学生が学会発表を成功させるために必要な準備、心構え、そして発表後のフォローまでを解説した記事です。学会発表は、研究者として成長するための重要なステップです。この記事を参考に、ぜひ積極的に学会に参加し、自分の研究成果を発表してみてください。

学会発表やプログレスレポートなど、研究の口頭発表で気を付けるべき点をまとめた記事です。スライドのデザイン、発表の仕方、発表に対する姿勢などを解説しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました