本記事は、現役大学教員の私が学生に伝えたい「日常生活の悩みを解決するヒントになる動画・本」をまとめたものです。
日常生活で出会う多くのトラブルの解決方法は大学では教えてくれません。この記事ではそんな悩みを解決するヒントになるかも知れないと私が考えている動画や本を「具体的な悩みの例」と一緒に紹介します。
将来やりたいことが分からない、夢がない、進路が決められない
夢をかなえるゾウ0
大人気シリーズ『夢をかなえるゾウ』の1冊です。この本の主人公は「夢」がない会社員、その主人公が夢を見つける過程を描いた本です。ビジネス書に分類される本かも知れませんが、小説(物語調)で書かれているので読みやすいです。
夢をみつけるためにするべきことがかなり具体的に記載されています。この本に書かれていることを実践すれば夢(のヒント)が見つかるかも知れません。
私は自分が人生で何をすべきか特に迷っている時期に読んで泣きました。出会って良かったと思える本です。
神時間力
時間の使い方について教えてくれる本です。この本で印象に残っているフレーズは「わたしたちは24時間という投資資金を毎日もらっていて、それを何かに投資して生きている」です。この本を読んで自分の残りの人生を何に使うべきかを考えるようになり、日々の行動もそれに沿ったものになった気がします。
時間の使い方について、小手先のテクニックではなく本質を知りたい人は特におすすめの本です。
やりたいことがあるのに時間がない、忙しい
【これが本質】時間を作る「最強の解決策」について解説【人生論】:(アニメ動画)第318回
この動画から学んだことは「時間がない」=「現在やっていることより優先順位が低いのでやらない」と同じということです。
「優先順位が低い」と考えること自体は悪ではありません。ただ優先順位を考えずに思考停止で「時間がない」とやらないのは注意です。「時間がない」とないと言っても誰かが時間をくれるわけではないので、結局やることはできません。
一日が24時間であること誰しも同じです。時間がないと嘆いても誰かが時間をくれる訳ではないし、自分で何も行動せずに「時間がある」状態になることもないです。「時間がない」と思考停止するのではなく「優先順位」で考えて、やるべきことを考えてやってみましょう。
努力が報われない
シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
いわゆる「凄い人が何を考えどのように行動しているかが分かる本」です。
私がこの本を読んで印象に残っているフレーズは「努力は過大評価されている。判断が過小評価されている」です。
私は小さい時から「努力は裏切らない、努力すれば報われる、努力すれば誰かが見ていてくれる、努力すればいつかは認められる」と考えていました。今思うとその考え方は半分正解で半分間違っていると感じます。
努力は大事です。ですが、何が正しい努力かの方向性を判断することは、努力すること自体よりも大事です。方向性が間違っている努力をいくら重ねても成果は得られません。無駄な努力になります。がむしゃらに努力を重ねる前に、その努力が正しい方向を向いているか常に考えましょう。
努力は報われるものではなく報わせるものです。
下記のリンクからPDF版を無料ダウンロードできます。電子書籍リーダーでは読みにくいかも知れないので、ちょっと読んで面白そうなら本を購入するのもありです。
「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」(サンマーク出版)
人間関係のトラブルが多い、自分の正しさが理解されない、信頼を得られない
正義について【人生論】:(アニメ動画)第381回
この動画から学べることは「原因自分論で考えること」と「正義は人の数だけあると考えること」の大切さです。
原因自分論とは「トラブル発生時には自分ができる解決策を考えよう」ということです。誰かの責任を追及・叱責しても、トラブル解決につながることは稀です。
いつもあなたに原因があるという話ではありません。真の原因である人・体制・規則が変わることには期待せずに、自分で行動するのが吉という話です。
また「人の数だけ正義がある」と考えることも重要です。日常生活のトラブルのほとんどで、どちらかが一方的に正しい or 間違っていることはまずありません。
トラブった時こそ相手の正義について少しだけ考えてみましょう。「自分は間違っていない!」や「自分の方が絶対正しい!」と思っている時こそ要注意です。
仕事も人間関係もうまくいく放っておく力
人間関係を適度にドライにする大切さを学べる本です。
自分の思い通りになるのは自分だけです。他人はもちろん、部下・後輩・友人・家族であっても自分の思い通りに行動はしてくれません。
「期待→思い通りに行動しない→失望」という流れはお互いに不幸です。人間関係においては「自分で制御できないことは諦める」姿勢も大事です。
【軽視しがち】「信頼口座」の残高を増やすアクション5選【人生論】:(アニメ動画)第157回
同じことを言ってもあなたの意見が採用されないのは「信頼されていないから」かも知れません。
普段から信頼されない行動を積み重ねていると…
- 良い意見を行っても採用されない
- 困ったときに助けて貰えない
約束を守る、素早く対応するなど普段から信頼を貯めておきましょう。自分を信頼していない相手に対して「自分が望む対応」を求めるのは無理ゲーです。
失敗が怖い、失敗から立ち直れない
【七転び八起き】失敗から立ち直るための7つのポイント【モチベアップ】【人生論】:(アニメ動画)第299回
失敗しても過去は変えられませんが、過去の意味は変えられます。
過去に起こった失敗をなかったことにはできません。しかし、その意味はいつでも変えられます (学びか、成功への過程、良い思い出、若げの至り、黒歴史、封印)。
失敗にどんな意味を持たせるかに正解はありません。ただこの動画を見れば、失敗に対して今をより良く生きるための意味を持たせられるヒントが得られるかも知れません。
経済的な不安がある、お金がない、生活が苦しい
両学長 リベラルアーツ大学
既にこのチャンネルの動画を多く紹介していますが、お金や人生についての幅広い知識・考え方を教えてくれる動画チャンネルです。
このチャンネルの動画で紹介されていることを実践すれば、人生でお金に困る可能性をかなり低くできるでしょう。
BANK ACADEMY / バンクアカデミー
お金の知識について基礎の基礎から教えてくれる動画チャンネルです。
解説も丁寧で図解も多い動画なので、お金の初心者におすすめできます。
【初心者向け】現役大学教員が学生の頃に読んでおきたかったお金の本【7選】
このブログチャンネルで過去に執筆した記事です。私が「学生の頃に読んでおきたかったと感じるお金の本」を紹介しています。
家にモノが多い、家が片付かない
人生がときめく片づけの魔法
家を片付けたいと思ったら『人生がときめく片づけの魔法』を読みましょう。
こんまり先生の言わずと知れた名著です。この本で紹介されている「モノを触ってときめくかで捨てるかを決める」という考え方は、片付けの際の分かりやすい指針です。
私はこの本を読んで衝撃を受けて、数日後には持っているモノの大半を捨てました。
必要十分生活
いわゆるミニマリストの生活を知ることができる本です。モノが多くてもやもやした生活をしている人にはこの本を読むことをおすすめします。
書かれている全てを実践することは難しいですが、可能な点を真似すると生活がシンプルになります。私がこの本を読んで変化した点は…
- バスタオルを捨てて風呂上がりにフェイスタオルを使うようになった
- スニーカーを複数持つのをやめてお気に入りの1足だけにした
- 飲食店やスーパーのポイントカードは作らない、割引券はすぐに捨てる
やる気が出ない
とにかくやれ!! 【仕事の姿勢】
やる気は出るものではありません、出すものです。
コメント