【日本一過酷だった!?】あなたは伊豆・戸田マラソンを知っていますか?【高低差500m】

沼津・ラブライブ!サンシャイン!!

伊豆・戸田マラソンは、静岡県沼津市の戸田(へだ)地区を舞台に、東京大学運動会が主催してきた硬派なフルマラソン大会です。

最大高低差は約500m。コース前半でさなぎ峠(戸田峠)へ一気に駆け上がり、長い下りで膝を消耗させ、ゴール直前にもまた登り坂が待ち構えているという、ランナー泣かせのコース設計が特徴です。さらに給水ポイントの少なさも追い打ちをかけます。

この記事では、2011年頃に実際にこの大会へ出場・完走した筆者が、スタートからゴールまでのコースレポートを、記憶とともに詳しくお伝えします。さなぎ峠の登りの苦しさ、下りの罠、海沿いで受けた地元の方の温かさまで、レース体験をリアルに振り返ります。

戸田マラソンの記録を探している方にも、「日本一過酷!?」とも呼ばれたマラソンの実態が気になるランナーにも、きっと役立てていただける内容です。ぜひ最後まで読んでみてください!

東京大学運動会主催「伊豆・戸田マラソン」とはどんな大会か

伊豆・戸田マラソンは、東京大学運動会が主催していたフルマラソン大会です。

開催地は静岡県沼津市の戸田(へだ)地区で、東京大学の「戸田寮」を拠点に実施されていました。

  • 第1回大会:1976年(昭和51年)
  • 開催回数:2013年までに計37回
  • 参加者:主に東京大学の学生・OB、地元沼津市民
  • 距離:概ねフルマラソン(42.195km)
  • 最大高低差:約500m

2014年以降は安全面などの理由で開催が見送られており、現在は事実上の休止状態となっています。

なぜ「日本一過酷」と呼ばれるのか

徒歩では時間が表示されなかったため、自転車での時間で表示

最大の特徴は、コース前半にある最大高低差500mのアップダウンです。登りで脚を使い果たしたところに長い下りが来て膝を壊す——そんなコースです。

コース後半にも500mほどではないですが高低差があります。

加えて、給水ポイントの少なさも過酷さの大きな一因だと思います。東京大学運動会の主催ということもあってスタッフの数が限られており、給水所は多くなかった記憶があります。

コースレポート

以下は、2011年頃の筆者の出場時の記憶をもとにしたコースの振り返りです。正確な距離やタイムの記録は手元にありませんので記憶を頼りに書いていきます。

スタート:東京大学 戸田寮

駿河湾に面した戸田の海沿いにある東京大学 戸田寮からスタートします。のどかな漁村の風景の中を走り出し、まもなく山岳コースへと向かっていきます。

最初の山場:さなぎ峠(戸田峠)への登り

コース最大の難所が標高500mのさなぎ峠(戸田峠)への上り坂です。コースの最高地点にあたるこの峠への登りは延々と続き、脚と気力の両方を削られます。

ここを無理に飛ばすと後半に確実にダメージが出るため、「ここを越えれば大きな山は一つ終わる」と自分に言い聞かせながら、黙々と足を動かしました。

峠を越えたら要注意:長い下り坂

さなぎ峠を越えると、今度は長い下り坂が続く沼津方面へと向かいます。

登りで溜まった鬱憤を晴らすように飛ばしたくなりますが、ここが実は罠です。調子に乗ってスピードを出しすぎると膝を壊すことになります。例年、膝を壊してふもとで地面に転がっている人がいると先輩から聞いていました。

いかに下りでスピードを抑えて走れるかが、ここでの勝負どころでした。

海沿いへ:らららサンビーチ付近での給水

下りを終えると、駿河湾に沿った海岸線のルートに入ります。

らららサンビーチ付近では、地元の方が急須でお水を配ってくださっていて、その温かさに思わず感動しました。過酷なコースの中で人の優しさが身に染みる、忘れられないひとときでした。

らららサンビーチでトイレ休憩も取りました。

海沿いを進むと、比較的フラットな区間に入ります。

ラストの試練:戸田寮へ戻る山道

ゴールが近づいてきた頃にも登りが待ち構えています。さなぎ峠ほどの標高ではありませんが、40km近く走った脚にはかなりの負担です。

「もうすぐゴールなのになぜ上り坂なんだ」という怒りと「ここを越えれば終わる」という気持ちが交錯しながら、なんとかスポーティア戸田寮へと戻ってきました。

6時間ほどかけてゴールしたとき、達成感は格別でした。

まとめ

伊豆・戸田マラソンは、東京大学運動会が1976年から2013年までの間に計37回開催した、最大高低差約500mのフルマラソン大会です。

コース前半のさなぎ峠(戸田峠)への急登峠後の長い下り坂による膝への負担、そして少ない給水ポイント——これらが重なり、「日本一過酷なマラソン」とも呼ばれるゆえんです。

2014年以降は安全面などの理由で休止状態となっていますが、出場した者にとってはいつまでも記憶に残る、唯一無二の大会でした。

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https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400004718.pdf

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400004791.pdf

https://www.undou-kai.com/sportia/download/hedanenshi.pdf

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