我が家ではここ数年、縦型洗濯機 + 衣類乾燥機という布陣で洗濯をしていた。衣類乾燥機は下記の日立製のものである。
衣類乾燥機は下記のメリットがあり、非常におすすめの家電である。
- 洗濯物を干す作業から開放される
- ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯機と乾燥機が1台になってるやつ。以下、ドラム式洗濯機と記載) を買い直さなくて済む (使用中の洗濯機をそのまま使用できる)
- ドラム式洗濯機より安価
衣類乾燥機については下記の記事も参照されたい。
ところが最近、諸事情によりドラム式洗濯機を買った。この記事では、ドラム式洗濯機を1ヶ月程使用した感想を、選定・購入までの流れ、メリット、デメリットに分けて記載したい。
目次
1. ドラム式洗濯機の選定・購入までの流れ
購入したドラム式洗濯機は「日立のBD-SV120HL」である。
高価な買い物なので、下記のサイト等を参考にしながら色んなメーカーのドラム式洗濯機を比較して決めた。何かの購入に迷ったら「360LiFE」様のサイトを調べるのは安定のムーブである。
日立のドラム式洗濯機を購入する決め手になったのは、日立のは乾燥機能が優秀らしいという情報だ。我が家では極端に汚れた洗濯物を洗う機会が少ないので、洗浄力はそれほど重視しなかった。それよりは乾燥が不十分で再乾燥をするほうが面倒だと感じたので、乾燥力が優秀だという日立を購入した。
ドラム式洗濯機を購入するまで使用していた洗濯乾燥機も日立製であり、その乾燥力も優秀だった事も購入を後押しした。
購入の前に、店舗に行って実物を見ることをおすすめする。高さ・幅・扉の開き方など、設置・使用のイメージが沸く。
店舗で貰える (もしくはWEB上で見られる) パンフレットには洗濯機の大きさや設置に必要なスペースなどが記載されている。スペースや運搬経路の問題なく設置できるか、メジャーで測りながら必ず確認するのが良い。設置当日に設置ができない事が分かったら泣くしかない。
2. ドラム式洗濯機のメリット
2-1. 濡れた洗濯物を乾燥機に移動させる手間がない
洗濯機 + 乾燥機の布陣だと、洗濯終了後に濡れた洗濯物を乾燥機に移動させる必要がある。ドラム洗濯機ではこの移動作業がいらない。汚れた衣類を洗濯機に入れてボタンを押すだけで、洗濯→乾燥の作業が全て終わる。これが文明開化か。
このメリットは、濡れた洗濯物の移動という手間がなくなることだけでなく、洗濯開始の時間的制約がなくなることも含む。
今までの洗濯機 + 乾燥機という組み合わせの場合、濡れた洗濯物は出来るだけ早く乾燥機に入れたいので、洗濯が終わるまでは家にいる必要があった。つまり洗濯が終わるまでの30-60分間の行動が自宅内に制限されていた。
具体的に言うと、平日の朝に洗濯しようと思うと、出勤前の30-60分に洗濯機を動かす必要がある。出勤直前に洗濯機を動かし忘れた事に気づいても、乾燥機に移す時間はないため、そこから洗濯を開始することはできない。
ドラム式洗濯機の場合、ボタンを押せば洗濯 → 乾燥が全て自動で終わる。これなら出勤直前に洗濯を開始できる。バタバタしがちな平日の朝にとって、時間的な制約がなくなるのはマジでありがたい。
2-2. 洗剤自動投入機能が便利過ぎる
最近のドラム式洗濯機は洗剤の自動投入機能を備えている。この機能は、一定量の液体洗剤・柔軟剤を洗濯機に入れておくと、毎回の洗濯時に1回分の洗剤・柔軟剤を自動で投入してくれるという機能である。つまり、毎回洗剤を計量して入れる必要がなく、衣類を入れてボタンを押すだけで洗濯が開始できる。実際に使用するまでこの機能の有用性にやや疑問を持っていたが、使ってみると非常に便利だった。
まず毎回洗剤を計量しなくて済むのは、地味だが便利である。洗剤をこぼすリスクもなくなる。洗濯機への洗剤の補充も、洗剤ボトル1本をまるごと洗濯機に入れるだけなのでストレスフリーである。洗剤ボトルではなく、詰替え用のパックから洗剤をそのまま洗濯機に入れることもできる。
この自動投入機能のお陰で、洗剤のストック管理が楽になった。今までは洗剤のボトルを使用中1本 + ストック1本 = 2本を常時置いていた。自動投入機能では、使用中ボトルの洗剤を洗濯機本体に入れておく事ができるので、ストック1本だけを管理すればよい。
これは洗剤・柔軟剤の両方に当てはまるので、計4本置いていたのが2本置くだけで良くなり、省スペースである。補充に関しても、洗濯機に入れてる洗剤が少なくなったら、ストック全量を洗濯機に入れて新たにストックを買えば良いので分かりやすい。
私は、消耗品の管理をできるだけストレスフリーにしたい人間なので、この洗剤自動投入機能は思った以上に価値があった。
2-3. 手入れが簡単
今まで使用していた乾燥機は、使用する度に内部のフィルターに付着したホコリを取り除く必要があった。洗濯物を干す手間と比較したら圧倒的に楽な作業であるが、ドラム式洗濯機ならその作業すらも不要になる。ドラム式洗濯機に必要な手入れは、月に1回たまったホコリを捨てるだけである。
2-4. 省スペース
洗濯機と衣類乾燥機を2台置くのは結構なスペースが必要になる。洗面所の空間を圧迫することになるかも知れない。洗濯機の上部に乾燥機を置けるスタンドを利用する手もあるが、乾燥機はかなり重いので高い位置に置くのは不安があるかも知れない。
ドラム式洗濯機は洗濯機と乾燥機が1台になっているのでスペースは1台分で済む。
2-5. 衣類乾燥機の排水について考えなくて済む
これは以前に衣類乾燥機を使い始めてから分かったことなのだが、衣類乾燥機はどこに排水するかを考える必要がある。
衣類乾燥機の購入前は、「防水パン (洗濯機置き場) の中に排水ホースを入れておけば良いや」と考えていたのだが、洗濯機の底にカビが生えるからやめた方が良いと設置担当者に言われた。結局我が家では排水ホースを浴室内に入れて排水していた。入浴中は浴室の扉を閉めるために、一時的にバケツにホースを入れたりなど、不便もあった。
ドラム式洗濯機なら、通常の洗濯機と同様に防水パン内の排水口にホースを繋げば良い。乾燥機の排水を考えなくて済むのは非常に楽である。
2-6. 静か
ドラム式洗濯機を買って気が付いたのだが、最近の洗濯機は非常に静かである。洗濯中でも浴室のドアを閉じると気が付かないレベルの音である。
これは今まで使用していた洗濯機が10年以上前に購入したものだったから、なおさら静かに感じるのかも知れない。以前の洗濯機はバランスが取れていない遠心機よろしく使用時は爆音を出して、家の中のどこにいても洗濯中であることをアピールしていた。私自身はその状態に慣れていたため、ドラム式洗濯機の音が静か過ぎてビビった。
2-7. 腰に良さそう
ドラム式洗濯機を買った1番の理由は、実は腰への負担を減らすためである。私や家族の腰の不調が続いていたため、その改善策の1つとしてドラム式洗濯機を購入した。もちろん、かねてからドラム式洗濯機を使いたかったとのもある。
以前使用していた洗濯機は縦型だったため、濡れた洗濯物を前かがみで取り出す必要があった。腰が痛い身には辛い作業である。
ドラム式洗濯機なら、洗濯物を取り出す時はしゃがんで作業すれば良いので、腰への負担は最低限である。
3. ドラム式洗濯機のデメリット
私が考えるドラム式洗濯機の唯一のデメリットは高価な点である。衣類乾燥機だけなら6万円程度で購入できるが、ドラム式洗濯機はその3倍位の費用が必要になる。中々の出費である。
今使っている洗濯機に問題がないのなら、まずは衣類乾燥機を購入してみるのが良いと思う。ドラム式洗濯機程の費用はかからないので、衣類乾燥機がある生活を是非体験して欲しい。一度使ったら、衣類乾燥機なしの生活には戻れなくなりますよ。
もし今使っている洗濯機を買い替えようと考えているなら、ドラム式洗濯機を購入するのはありだと思います。新品の洗濯機と衣類乾燥機を別に購入すると、費用的にはドラム式洗濯機と大差なくなる。上述のメリットも考えて、ドラム式洗濯機1台にするのもありです。一度使ったら、ドラム式洗濯機なしの生活には戻れなくなりますよ。
4. あとがき
以上です。この記事がドラム式洗濯機を購入する参考になれば幸いです。良いドラム式洗濯機ライフを。
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