先日初めてジブリパークに行きました。この記事では、私が実際に回ったルートを紹介しつつ「初心者におすすめのジブリパークの回り方」について解説します! 今回は「予約・ジブリの大倉庫 編」の記事です。
※私が行った当時の情報や記憶に基づいて執筆しています。実際に行く際は、その時の案内・ルール・スタッフ指示に従ってください。
チケット予約(入場2カ月前の10日14:00~)
(↑リニアの「藤が丘駅」の改札内にあったジブリパークのマップ)
ジブリパークのチケットは3種類(大さんぽ券、大さんぽ券プレミアム、さんぽ券)あります。その他に期間限定のチケットがあったりします(ジブリパーク魔女の谷・もののけの里セット券など)。
チケットの発売日時は下記です。
- 大さんぽ券、大さんぽ券プレミアム → 入場2カ月前の10日14:00
- さんぽ券 → 入場7日前の17:00
初めてジブリパークに行く人は「ジブリの大倉庫」に入場できる「大さんぽ券」か「大さんぽ券プレミアム」の購入がおすすめです。
「ジブリの大倉庫」は多くのジブリ作品の展示を見ることができ、映像展示やショップもあります。ジブリパークのメインエリアと言っても良いと思います。初めてジブリパークに行くなら「ジブリの大倉庫」は是非行きましょう。
「大さんぽ券、大さんぽ券プレミアム」のチケットを購入する際には「ジブリの大倉庫」に入場する時間帯を指定する必要があります。個人的には「ジブリの大倉庫」に入場する時間帯が早いチケットがおすすめです。
理由はグッズを早い時間帯に買いたいからです。「ジブリの大倉庫」のグッズ売り場は日中になると混雑するようなので、早い時間帯に入場してグッズを買っておきたいです。
「ジブリの大倉庫」は初めて行くと時間がいくらあっても足りない位に展示が充実しているので、その点でも早い時間帯に行くのがおすすめです。
ジブリパークは人気があるので、チケットも早々に売り切れる可能性があります(土日祝日は特に)。可能なら発売直後に購入を試みましょう。
私の場合、 「大さんぽ券プレミアム」を購入しようと発売直後にチケット購入サイトにアクセスしたら「待ち人数が数万人、待ち時間が数時間」と表示されました(確か)。入園日が土日だったからだと予想します。買えるようになった時には既に「大さんぽ券プレミアム」は売り切れだったので「大さんぽ券」を購入しました。どうしても「大さんぽ券プレミアム」が欲しい場合は平日に行くことを検討しても良いかも知れません。
実際にジブリパーク行った後に思うのは、ジブリパークに初めて行く場合に「大さんぽ券プレミアム」を買って全てのエリア・建物に行くのは相当忙しいスケジュールになりそうということです。
「大さんぽ券プレミアム」は「大さんぽ券」で入れるエリアに加えて、「地球屋」(青春の丘)、「サツキとメイの家」(どんどこ森)、「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」(魔女の谷)の建物の中を観覧することができるチケットです。ジブリパークは広大なので、「ジブリの大倉庫」とこれらの建物の中を1日で見て回るのは結構な駆け足になりそうです。
どうしても入場したい建物があれば「大さんぽ券プレミアム」を購入すべきですが、初めてジブリパークに行く場合は「大さんぽ券」でも十二分に楽しめます。後述しますが、私の場合は「大さんぽ券」のエリアも全て回ることができませんでした。
ホテルの予約(行くことが決まったらすぐ)
ジブリパークに公共交通機関で行く場合は、リニモ(東部丘陵線)を利用することが多いと思います。従ってホテルはリニモの駅にアクセスが良い場所に取るのがおすすめです。
↑リニモの駅にはジブリパークの掲示・ポスター・広告が沢山あります。ジブリパークに向かう途中に見かけるとテンションが上がります。
リニモの駅の周辺にはホテルがあまりないので、「藤が丘駅」(リニモの始発駅)と「名古屋駅」を結ぶ地下鉄「東山線」沿いのホテルがおすすめです。ジブリパーク以外の名古屋の観光地(東山動物園など)へのアクセスも良いです。
私は「栄駅」周辺にホテルを取りました。名古屋駅にも近く、藤が丘駅にも乗り換えなしで行けるのは楽でした。栄自体も発展しており観光地でもあるのでお店や飲食店も沢山あります。ただし栄は繁華街なので、夜に男一人で出歩くと数十歩毎にいかがわしいお店の客引きに捕まるので注意しましょう。
↑名古屋駅に近いホテルは便利です。旅行帰りはお土産で荷物が多くなっているので、ホテル → 名古屋駅の移動にタクシーを使うのにも気兼ねしにくいです。
↓ホテルの予約は楽天トラベルがおすすめです。キャンセル無料の宿も多くて使いやすいです。ジブリパーク行きが決まったらひとまず予約しましょう。
当日の回り方
ジブリパークの営業時間は土日は9:00~17:00(平日は10:00~17:00)の8時間です。5つあるエリアの全てをじっくり見て回るには、8時間は少ない印象です。
ジブリパークの滞在が1日なら、各エリアを回る順番や優先順位を決めておくと良いでしょう。おすすめのルートは最初に「ジブリの大倉庫」に行き、残りのエリアを興味がある順に回るというものです。
↑「ジブリの大倉庫、魔女の森、青春の丘、もののけの里」は徒歩圏内(~10分)です。「どんどこ森」は他エリアから離れた所にあるので、園内バスでの移動になると思います。「どんどこ森」に行く場合はルートや時間帯に気を付けましょう(私は時間が足りなくて行けませんでした)。
ジブリの大倉庫(10:00-14:00)
ここからは私が入園当日に回った順にジブリパークの各エリアを紹介していきます。
リニモで「愛・地球博記念公園駅」に着いたら、まずは「ジブリの大倉庫」に向かうために園内バスに乗って「稲桜門」バス停まで行きましょう。
冒険飛行団
↑大倉庫に入ったら展示に感動しつつショップ「冒険飛行団」を目指しましょう。
私の場合、10時に大倉庫に入場してまっすぐショップに向かいましたが、店内はそこそこ混雑していました。昼過ぎにはレジ待ちの列が店外に伸びていたので、早めにショップに向かって良かったと感じています。
↑「冒険飛行団」ではジブリパーク限定の 「ジブリの大倉庫 公式パンフレット」を買うのがおすすめ。
美術館の特別展で売っている図録のように、大倉庫内のスポットが紹介されています。鳥観図(写真にはぼかしを入れています)も載っており、複雑な構造の大倉庫内を見て回るのに便利です。
鳥観図は下記のジブリパークHPで見ることもできます。
ミルクスタンド シベリ❆あん
「冒険飛行団」での買い物を終えたら本格的に大倉庫内を見学しましょう。
「冒険飛行団」の前には「ミルクスタンド シベリ❆あん」があるので、見学の前に『風立ちぬ』に出てきたシベリアを食べて一休みもおすすめ。
シベリアはつぶあんとこしあんがあります。どちらも尋常じゃなく柔らかくて美味しい。スーパーで売っている確かな硬さを持ったシベリアとは別物です。牛乳は売り切れだったので次回に期待です。
「カフェ 大陸横断飛行」が空いていたらそちらに行くのも良いと思います。お昼近くになると行列ができていました。
映像展示室オリヲン座
↑入場の時に「映像展示室オリヲン座」の鑑賞券を貰っているはずなので忘れずに行きましょう。
↑劇場の扉にもジブリ風の装飾が。
私が見た作品は 『くじらとり』で、原作は「いやいやえん」(福音館書店 刊)だそうです。16分の短い作品にもかかわらず、完成度と奥深さが凄かったです(小並感)。
上映作品は毎月変わるようです。下記リンクから上映作品を確認できます。
床下の家と小人の庭
「床下の家と小人の庭」は『借りぐらしのアリエッティ』の世界を体験できるエリアです。アリエッティの家の内部の作りこみがとにかく凄くて、何度見ても新しい発見がありそうです。
↑アリエッティの家の入口はかまぼこ板でできています。人間サイズなので巨大なかまぼこ板です。
↑アリエッティの部屋。作りこみがとにかくすごい。
↑アリエッティのお父さんの仕事場も再現されています。色々な発見があっていくらでも眺めていられます。
↑庭の様子。とにかく植物がデカいです。
天空の庭
↑「天空の庭」には『天空の城ラピュタ』のロボット兵がいます。一緒に写真を撮るための行列(数十人)ができていましたが、並ばずに柵越しに横からロボット兵だけの写真を撮ることができました。
企画展示室:「ジブリがいっぱい展」、「食べるを描く。」増補改訂版
展示自体の写真はほとんどありません。。。
↑机の上に飾ってあったカオナシの仮面を持ったトトロ。可愛い。
↑カウンター内にいるトトロ。
↑ネコバス。三鷹のジブリ美術館のネコバスは小学生以下限定ですが、ここのネコバスは大人も中に入れます。
中央展示室:「ジブリのなりきり名場面展」
ジブリの名盤面を再現できる展示です。『千と千尋の神隠し』のカオナシと並んで写真を撮る行列が凄かった(数十人?)。『天空の城ラピュタ』もそこそこの列(十人以上)。それ以外は数人〜ゼロ人で写真撮影できました。
↑一番人気のカオナシ。
↑『紅の豚』のポルコとパンチし合えます。
↑『コクリコ坂から』の考古学研究会(週刊カルチェラタン編集部)の部室。風間先輩と並んで写真が撮れます。
↑『天空の城ラピュタ』のシータが空から降ってくるシーン。そこそこの写真待ち列ができていました。
↑シータの救出にも行けます。ここも人気スポット。
↑『平成狸合戦ぽんぽこ』の会議にも参加できます。近くに行くと地図の作りこみが凄いことが分かります。
↑『崖の上のポニョ』の名シーン。躍動感が凄い。
↑『もののけ姫』のシシ神を首を返すシーン。人がいないと首が浮いていて怖い。
公開倉庫
↑何かよく分からないけどジブリ関係のものが沢山あります!
↑トトロかな?
↑複数のポニョ。
↑大倉庫の天井に浮かんでいる船も。奥にネコバスが浮かんでいます。
↑『耳をすませば』のバロンと『ハウルの動く城』の城が並んでいました。
哲学研究会部室
↑『コクリコ坂から』の哲学研究会部室。案内所近くの階段下にありますが、油断すると見落とす位のコンパクトさです。
↑部室の壁面。色々な言語で「我思う、ゆえに我あり」 と書いてあります。めっちゃ思っていますね。
↑「考える葦について考える会」ですって。食虫植物を食べる虫みたい。
ここまで大倉庫を見終わった時点で14時頃でした。大倉庫を見るだけで半日かかったので、全てのエリアを1日でじっくり回るのは難しいと感じました。大倉庫に行ったあとは、興味がある順に他のエリアを回ると良さそうです。
大倉庫を出てからのルートについては別の記事で書きます!
本シリーズの他記事は下記から!
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