拝啓 学生の頃の私へ

おすすめのモノ・コト

この記事は「博士号を取得し大学教員として働いている現在35歳の私」が「学生の頃の私」に伝えたいことを書いたものです。

もちろん、過去の自分に私の言葉を届けることはできません。当時にはまだ存在しなかったものについても記載しています。

この記事が、今まさに学生生活を送っている方々の参考になるものがあれば幸いです。

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自分の感情に正直になりなさい

あなたは自分の心の声に耳を傾ける事が苦手ですね。自分が好きなこと、嫌いなこと、したいこと、したくないこと、人生でやりたいこともよく分かっていないと思います。それもあって、自分の行動を周囲の評価によって決めることも多いです。

自分の心に耳を傾けて、自分の感情を知る練習をしましょう。またその感情に従って生きることができるように、日々訓練しましょう。

『夢をかなえるゾウ0』という本を読んでください。そしてその本に書かれていることを実行してください。ちょっと良い宿を2泊3日で予約して、スマホを持たずに1人で行きなさい。朝日を見て、散歩をして、美味しい物を食べて、自分の感情に正直になって、自分の人生について考えてください。

この本にはあなたの身につまされる内容が書いてあると思います。読んで涙するかも知れません。私は泣きました。でも読んでください。人生が変わります。私は変わりました。

生き方は1つではありません

あなたは、立場に応じた生き方をしなくてはいけないと思っていますね。

大学に行ったら就職して、獣医師免許を取ったらそれを活かした職業について、博士号を取ったら研究者にならないといけないと思っていますね。

生き方は1つではありません。正解もありません。あなたが知っている、想像している以上に、生き方は沢山あります。

今の立場ではなく、未来にどういう立場にいたいによって、自身の行動を決めてください。今の立場で行動を決めると選択肢が狭まります。選択肢を狭めた上で人生に行き詰まると辛いです。

生き方の選択肢を知るために、本を読んだり、人に会ったりするのも大事です。あなたの世界を広げてください。

興味があることが見つかったら、すぐに行動に移してください。あなたはまだ若いですが、行動を迷っている間に月日はあっという間に流れていきます。

本を読みなさい

あなたは読書に苦手意識があります。漫画や小説以外に、定期的に読書をする習慣もないです。

読書は生き方を教えてくれます。あなたはあなたの人生しか送ることができませんが、本を読めば偉人たちの人生を追体験することができます。巨人達の肩に乗って、遠くの世界を見てください。

日常的に本を手に取る習慣を持ってください。手に取った本を全て熟読する必要はありません。目次・まえがき・あとがきだけ読んで大まかな内容を把握し、面白そうなら読み進めるというやり方が、あなたにはおすすめです。『どんな本でも大量に読める「速読」の本』という本のやり方を参考にしてください。

健康は何より大事です

自分の心身の健康を大事にしなさい。心や体の不調を軽視してはいけません。

不調を感じたらすぐに休みを取りなさい。休みを取ることは、自分のためだけでなく周囲のためでもあります。休みを取れない環境にいるなら、その環境から逃げ出してください。

人生は長いです。100年の人生の中で、数日・数週間・数ヶ月・数年の休みを取ることは、大きな問題ではありません。心身が健康でさえいれば、必ず生きていけます。

お金の勉強をしなさい

今のあなたは、お金についての正しい知識があまりありません。そのせいで、将来に対してぼんやりとした不安を抱いているはずです。

健康と家計に問題がなければ、他の問題の多くは些細なことです。逆にお金がないと解決できない問題は多いです。お金がないことが健康を損なう原因にもなります。

お金は自由で幸せな人生を送るために必須です。お金やお金を儲けることを嫌ってはいけません。『本当の自由を手に入れるお金の大学』や『資産形成1年生』などの本を読んで、お金の知識を身に付けてください。

まずは自分に何かあった時のためのお金 (生活防衛資金と言います) を貯めてください。必要最低限の生活費の半年~1年分が目安です。生活防衛資金を貯めるために、毎月の固定費 (スマホ代など) を見直してください。

次に投資を始めてください。証券口座を開いて、インデックス投資信託を毎月定額購入してください。毎月数百円ずつからでも構いません。投資を始めると、お金の大事さが実感できるようになります。

投資は時間をかけることが大事です。早くに始めるほど有利です。あなたは、私が羨ましく思う程の沢山の時間を持っています。

親と一緒の時間を過ごしなさい

あなたは親が大きな病気や怪我をしたり、亡くなったりするのは遠い将来だと考えていますね。

会える時に親に会いなさい。電話でも良いので沢山話をしなさい。一緒に旅行をしなさい。ただ一緒の時間を過ごしなさい。一緒の時間を過ごすのに、特別な理由は必要ありません。

あなたの親が、現在どういう状況であるかはお話しません。ただ、親と一緒にいる時間をあまり作ろうとしてこなかった私は、今とても後悔しています。

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